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kurosuku

フレームワークを使いこなそう!

参加者の調整をして開かれた会議が、方向性も見えずダラダラ進み、時間だけが過ぎて結局次回に持ち越し、ということはないでしょうか?

今日の会議でビシッと対策を決定するつもりだったのに・・・。
原因は何でしょうか?

優柔不断な上司?余計な話ばかりする同僚?
もしかすると、課題をうまく整理すれば解決する可能性があります!
そんな時、フレームワーク(「考え方」の「枠組み(構成)」)が役に立つかもしれません。

仮に、A製品、B製品、C製品、D製品という4つの製品を製造するメーカー(仮にM社としましょう)があったとします。
M社は売上をしっかり上げつつも、ライバル社に比べ利益率が低く、利益が伸び悩んでいます。
今期はなんとしても営業利益率10%を達成すべく、今日も会議を行っています。
少しのぞいてみましょう。

M社会議

専務「今期も我が社は利益がいまいちだ。何とか対策をとらねばならん。C製品の売れ行きがよくない。ずいぶん古いモデルだから、生産廃止にしていいんじゃないか?」
営業部長「C製品は古くからのお得意様が引き続き購入したいと言っているんです。コストも安いので、高い利益率を確保できています。
それよりB製品ですが、売上は確保できていますが、競合との価格競争が激しく、相当値引きげしています。新機能を追加して差別化を図れませんか?」
製造部長「そのためにコストをかけていては意味がないでしょう・・・。
A製品ですが、まだ競合も取り扱っていません。営業はもっとA製品を前面に出してもらわないと。
それよりも新開発のD製品ですが、品質水準が高く、高コストになっています。本当に製造する必要があるんですか。」
開発部長「D製品は新市場開拓のために必要であることは、先日の会議で皆も納得済みだろう。いまさら言われても困る。」
(二時間経過)
専務「結論としてはどうすればいいんだ?」
営業・製造・開発部長「そうですね、どの製品もわが社にとっては必要な製品ばかりです。時間もずいぶん経過してしまいました。次回の会議で決めましょう。」

どうでしょうか。二時間たっても結論が出ておらず、会議が空回りしていますね。
この記事をご覧の皆様は、このような事はないと思いますが・・・。
このような状況を見かねて、社長がコンサルタントを採用したようです。

あくる日のM社会議

コンサル「御社の製品を図①のように整理いたしました。
クロスク

コンサル「まず今回の会議の目的は、『御社の利益率10%達成』でよろしいですね?
この図を見てください。B製品、D製品は利益率が低くなっています。
うち、D製品の売上はそれほど大きくなく、全体の利益に与える影響は小さいですから、B製品の利益率をいかに高めるか、例えばコスト削減を図ることがポイントになりますね。
また、C製品は利益率は高いものの、売上が伸びておらず、いかに販売促進を図るかがポイントになります。
もう一度整理しますと、以下の2点が課題となります。

  • B製品の利益率をいかに高めるか? 対策・・・コスト削減
  • C製品の売上をいかに伸ばすか?  対策・・・販売促進

これにつきまして、皆様のご意見をお願いいたします。」だいぶ課題が整理されたようですね。
専務も、部長達も、問題点は把握している(はず)にもかかわらず、会議がなかなかスムーズに行かなかったのは、目的に沿った課題の「見える化」が不十分であったため、目的と直接関係のない意見が続出したからです。
実際の会議ではさすがにここまで状況はシンプルではないでしょうが、このコンサルはフレームワークを駆使しながら、実にうまく課題を整理したようです。

フレームワークのメリット

フレームワークを使うメリットはなんでしょうか?
それは2つあります。

  • 目的に沿って論点を絞ることができる。
  •  状況を図でわかりやすく確認できる。

フレームワークを使う事自体は難しくありません。縦軸と横軸に議論の対象となる項目を設定し、それぞれの枠にしたがって情報を整理していくだけです。
ぜひ皆様のビジネスが円滑に進みますよう、フレームワークを活用いただければ幸いです。

 

S.Kコンサルタント 公認会計士